知らせを聞いて、さっそくアワーグラス銀座に駆けつける。
なぜなら、これはかなりの”事件”であったからだ!
一昨年のランゲ1の20周年、昨年のアドルフ・ランゲ生誕200周年記念、そして今年のランゲの新作など、最近は限定モデルが多かったので、あまりお気づきではないかもしれないが、ランゲが特定の正規店のために限定モデルを作るのは、実に7年ぶりの”快挙”なのである。
かつてのランゲはショップ限定に非常に寛容で、そのため世界各地に、通常のカタログにはないランゲ1や1815のヴァリエーション・モデルがひょっこり出現し、それはある意味”宝さがし”のようで、マニアックなファンはその発見を楽しんでいたような面もあったのだが、2010年に限定モデルは本社のみの専権事項とされて以来、(ま、今回は特例中の特例なのかもしれないが)、長く封印されてきたあの愉しみが還ってきたのだ。 |