スイス高級時計の伝統と革新が融合したオメガ コンステレーションシリーズ。その中でもモデル130.30.39.21.02.001は、1982年に誕生した「マンハッタン」デザインのDNAを現代に昇華した傑作である。
39mmのステンレススティールケースにオメガ独自の18Kセドナゴールドを組み合わせ、ケープタウン産ダイヤモンド(約0.13カラット)を散りばめたベゼルが光のカーテンを形成する。特徴的な4つの「グリフィンクロー」と呼ばれる爪型デザインは、1982年のオリジナルモデルから受け継がれた防水構造の象徴だ。
シャンパンカラーのサンブラスト仕上げ文字盤には、11個のダイヤモンドインデックスが星座のように配置される。ローマ数字のXII時標が刻む立体感と、セドナゴールド製のスモールセコンド針が織りなす色彩の対比は、光の角度で七変化するアート作品のよう。サファイアクリスタルガラスに施された多層防眩コーティングが、視認性と高級感を両立させる。

心臓部を支えるのはマスタークロノメーター認証を取得したコーアクシャルムーブメント8801。15000ガウスの磁気耐性を誇り、日差+5/-0秒の精度を保証する。シリコン製のスプリングとツインバレル機構により、55時間のパワーリザーブを実現。透明裏蓋からは、セドナゴールド製オートマチックローターに刻まれた星座紋章が覗く。
ブレスレットは5列リンクデザインで、セドナゴールドとスティールのツートーンが陰影美を演出。独自開発のアジャスタブルクラッチ機構により、1mm単位での微調整が可能だ。日常生活防水100m仕様ながら、プレス加工ではなく切削加工で作られたケースが耐久性を高める。
1952年に天文台時計競争で世界記録を樹立したコンステレーションの魂は、現代のクロノメーター技術で新たな輝きを放つ。ビジネスアワード授賞式からヨットパーティーまで、あらゆるシーンで存在感を発揮するこの時計は、次世代へ継承される「動く芸術品」と言えよう。 |